お役立ちコラム
コンクリート工事で気になる硬化時間 固まる時間はどのくらいか解説
2023年05月10日
「コンクリートが固まるまでにはどのくらい時間がかかるの?」
「コンクリートが固まる時間を左右する要素を知りたい」
そう疑問に思っている方のために、今回はコンクリートが固まる時間の目安を解説します。
記事を読めばコンクリートが固まる時間の目安や、固まる時間を変える要素が何なのかを知れるでしょう。
現在コンクリート工事を検討している方は必見の内容なので、ぜひご覧ください。
七海建設は、公共工事、民間工事での土木工事・舗装工事を松戸市・流山市を拠点に施工管理、施工を行っております。
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コンクリートが固まる時間は?
コンクリートが固まる時間はどのくらいなのか、ここではそれぞれ紹介します。
・硬化そのものは24時間
・人が入れるまで3日間
・車が乗り入れられるまで1週間
各硬化時間について詳しく解説します。
ステップ1|表面が硬くなるまで1日
コンクリートは、水との化学変化で固まる物質です。
平均して24時間程度で表面はしっかりと固まります。
しかし、人や車が立ち入るような硬度を実現するにはまだまだ時間が必要です。
十分に内側が硬化するまで、養生したコンクリートの上には立ち入らないようにしましょう。
ステップ2|人が歩けるようになるまで3日
3日ほど経過すると、人程度の重量ならばコンクリートは耐えられるようになります。
駐車場ではない工事の場合、季節によっては3日程度で養生は解けるでしょう。
しかし、車のような重量物が乗る場合、3日程度の硬化ではまだ耐えられません。
十分に硬化が進むまで、敷地内には立ち入らないようにしてください。
ステップ3|車が乗り入れられるまで1週間
自動車が乗り入れできるようになるには、1週間程度の時間がかかります。
駐車場などに利用する場合には、固まるまでの間、養生が必要です。
季節によっては、コンクリートの硬化にさらに時間をかける必要があります。
硬化時間の目安をしっかりと確認し、駐車場として利用できるまでの間、コンクリートをしっかり乾燥させましょう。
コンクリートが固まる時間を決める要素
「コンクリートの硬化を早くしたい」
そう考える場合には、コンクリートがうまく固まる条件を知る必要があります。
コンクリートが固まる時間を決める要素は、以下の3つです。
・温度
・湿度
・季節
各項目を詳しく解説するので、コンクリート施工を現在考えている方はぜひご覧ください。
温度|高いほど固まりやすい
コンクリートは、温度が高いほど固まる時間が短くなる物質です。
そのため、夏には急激な乾燥によって表面がひび割れてしまう可能性もあります。
対して冬のコンクリート施工では、表面がなかなか固まらない問題も生じやすいです。
夏には暑中コンクリート、冬には寒中コンクリートを使用し対策を取るとよいでしょう。
夏は25度以下、冬は4度以下の時に対策が必要です。
コンクリート施工を考える際には、気温を確認し予定を立てるようにしましょう。
湿度|低いほど固まりやすい
湿度が低いと、コンクリートはひび割れを起こしてしまいます。
空気が乾燥している時には、水分を与えるために保湿をしたり、散水をしたりします。
湿度が高い場合には、なかなかコンクリートが固まりません。
この場合、施工にかかる期間を長く見積もっておきましょう。
特に、梅雨や秋の長雨の時期にはコンクリートの乾燥に時間をしっかりとかけます。
余裕を持ってスケジュールを組み、コンクリート施工に時間をかけても問題が起こらないようにしてください。
天気|晴れの日は固まりやすい
晴れの日は気温も上がりやすく、湿度も低くなるためコンクリートは固まりやすい傾向にあります。
しかし作業中に雨が降ると、コンクリートは固まりづらく工事を見送る可能性が高くなります。
コンクリート工事は、極力雨が降らない時期に計画をしましょう。
梅雨や秋の長雨が降る時期には工事が遅れる可能性もあるため、工期のゆとりも大切です。
コンクリートが固まる時間を早める方法
コンクリートが固まる時間を早める方法を2つ紹介します。
・速乾タイプのコンクリートを使う
・硬化を早める薬剤を加える
速乾効果のあるコンクリートや、硬化促進剤を使えば施工速度は速められるでしょう。
各方法を詳しく解説します。
速乾タイプのコンクリートを使う
コンクリートの中には、速乾タイプと呼ばれるものも存在します。
このタイプの製品を使えば、素早くコンクリート施工を完了可能です。
代表的な商品は早強ポルトランドセメントなどです。
なかなかコンクリートが固まらない冬場や、工期の短い工事の際に使用されます。
硬化を早める薬剤を加える
「現在持っているコンクリート剤を速乾性のものに変えたい」
そう考える場合には、既存のコンクリート剤に硬化を早める薬を添加します。
混ぜ込むコンクリートの特性を確認しながら使用する必要があるため、速乾タイプのコンクリートを使用するよりも施工難易度は高くなります。
硬化剤の分量やコンクリートの水気などを管理しつつ、ひび割れが起こらないよう施工する必要があるからです。
硬化促進剤は速乾コンクリートと同様に、冬場や短工期の工事の時に使用されます。
まとめ
コンクリートが固まる時間は表面のみなら1日、人が立ち入れるまで3日、自動車の乗り入れが可能になるまで1週間程度です。
天候や湿度・温度により固まる時間は左右されやすいため、硬化を急ぐ場合には晴れて湿度の低い日を選び施工を行いましょう。
コンクリートが固まる時間について理解を深め、施工を素早く進めてはいかがでしょうか。
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