お役立ちコラム
アスファルトは1つじゃない?製造方法などで異なる種類を詳しく紹介
2023年04月10日
道路や駐車場でアスファルトが使用されているのを見かけます。一見するとどれも同じような材料で舗装されているのではないか、と思ってしまいます。
よく見てみると、見た目や色などがいろいろあることに気づきませんか?
アスファルトは製造方法や用途別に種類が多くあります。
この記事では、アスファルトの製造方法や用途別による違いなどを詳しく解説していきます。
アスファルトを使用する工事が必要な場合の参考にしてください。
七海建設は、公共工事、民間工事での土木工事・舗装工事を松戸市・流山市を拠点に施工管理、施工を行っております。
ご興味のある方は、求人情報をご覧ください。
アスファルトは1つではない?種類が多い理由とは
アスファルトと聞いてイメージするのは、黒くてごつごつしている粒状のものではないでしょうか。
コンクリート舗装より用途が多く、利用しやすいのがアスファルトを採用している理由であり、工期を短縮できる仕組みがあります。
いろいろな場所で使用しているアスファルトは、用途に応じて種類がいくつもあります。
用途に合わせ使いやすくできるのも、あらゆる場所で使われている理由です。
アスファルトの種類は非常に多い!用途別の特徴を紹介
アスファルトといっても種類は非常に多く、使用用途に応じて異なる種類や特徴のものが使われています。
そこで用途別の特徴を詳しく解説します。
1.基本の製造方法
アスファルト舗装をするためには、アスファルトが必要です。
種類は多くありますが、製造方法はほぼ同じです。
1.骨材(石・砂等)を約200℃に熱する
2.アスファルトを混錬する
混ぜ合わせたものを、アスファルト合材・アスファルト混合物といいます。
アスファルトプラント工場で製造され、ダンプに積み込み工事現場に運びます。
2.舗装の用途・種類
道路ならすべて同じではなく、道路によって求めるものは大きく異なります。
種類 |
用途 |
密粒度アスファルト |
最も一般的なアスファルト。一般地域と急こう配坂道で用いる |
排水性アスファルト |
表層に水が浸透しやすい多孔質なアスファルト混合物を敷き、その下水が通りにくい物質を敷く舗装方法 |
高密度ギャップアスファルト |
山道や事故の多い場所で使用する 粒度が不ぞろいで、耐摩擦性、耐流動性、すべり抵抗性などを付与するために用いる |
浸水性舗装 |
舗装内部へ水が浸透しないために用いる |
保水性舗装 |
道路内に水を蓄えて、路面温度を下げる「ヒートアイランド対策」に効果のある舗装 歩道部分に使用 |
カラーアスファルト舗装 |
顔料を使用し、道路に色をつけるもの 機能性のあるアスファルトにも色をつけられるので、あらゆる場所で活用 |
アスファルトには多くの種類があるため、道路や車、人々を守るため用途に合わせられます。
3.特徴
密粒度アスファルト・排水性アスファルト・高密度ギャップアスファルト・浸水性舗装・保水性舗装・カラーアスファルト舗装の特徴を簡単に紹介します。
種類 |
特徴 |
密粒度アスファルト |
利用できる場所が多い |
排水性アスファルト |
排水性が高いので、雨の日で水たまりができにくく、水はねを防ぐ |
高密度ギャップアスファルト |
スピードが出やすい場所に使用するとスピードが抑えられるので、事故を防止する |
浸水性舗装 |
降った雨水を舗装内の隙間から地中へ還元する機能がある |
保水性舗装 |
アスファルトは夏場高温になりやすいので、保水性があり、アスファルト周辺の温度が下がりアスファルトの劣化防止になる |
カラーアスファルト舗装 |
車道と歩道の区別をつける、専用道路をわかりやすくするなど、用途に合わせ好みの色が使用可能 |
私たちの生活を向上させるため、アスファルトにはいろいろな特徴があります。
アスファルトは種類によって寿命は変わらない
アスファルトの平均的な寿命は10年とされています。
種類によって寿命は変わりません。
しかし使用箇所や夏場の高温・冬場の気温低下による劣化によって寿命は短くなる可能性があります。
アスファルトの補修は寿命より早い時期で行われ、常に安全な状態が維持されているのです。
アスファルトを利用する場合のメリット
アスファルトはあらゆる場所で使用されています。
なぜアスファルトを使用するのでしょうか。
アスファルトを利用するメリットについて確認してみましょう。
・費用が安い
・騒音防止になる
・防水性
・敷いたあとすぐに走行可能
アスファルトのメリットは、費用の安さが一番に挙げられます。
アスファルトは、コンクリートやそのほかと比べると安価なため、施工後のメンテナンス費用も安くなります。
また、アスファルトの種類によっては騒音防止、防水性が高く、あらゆる用途で活用できるのがメリットです。
アスファルトを利用する場合のデメリット
アスファルトの利用はメリットだけでなく、デメリットもあります。
デメリットを理解し、適材を使用しましょう。
強度がコンクリートに劣る
重量のかかる場所ではコンクリートよりも耐えられないため不向き
アスファルトはあらゆる場所で利用できます。
しかし、強度はコンクリートに劣ります。
重量がかかる橋に、アスファルトは向いていません。
まとめ
アスファルトの種類とそれぞれの特徴、アスファルトを使用するメリットやデメリットを紹介しました。
アスファルトは日本の道路や駐車場、あらゆる場所で利用されています。
理由は費用面と舗装後すぐに利用できるところです。
アスファルトの種類を変えることで、どのような条件の場所にも合うアスファルトを製造し使用できるため、私たちは安全な道路を安心して利用できます。
アスファルトにはデメリットもあります。
十分に理解したうえで必要な場所に利用しましょう。
七海建設は、充実した福利厚生が整っております。
残業がほとんどなく、資格取得も支援しているので、自分のペースでキャリアアップが目指せます。
アットホームな雰囲気なので、長い経歴を持ったスタッフが多く在籍しているもの弊社の特徴です。
ご興味のある方は求人情報をご覧ください。