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道路補修の目安とは?道路補修工事の手順と流れについて詳しく解説

2023年01月19日

「いつも通る道が、ガタガタしていて走りにくくなった」と感じた経験はありませんか?
毎日たくさんの車や人が行き交う道路は、いつの間にか消耗や破損していて、道路補修工事が必要な場合があります。

どのような基準で道路補修工事が行われているのか、道路工事に使われる素材の種類や補修工事の方法などについて、詳しく解説していきます。

道路補修の目安とは?道路補修工事の手順と流れについて詳しく解説

道路補修工事はなぜ必要

道路を安全に利用するためには、つね日頃から維持補修が必要です。
私たちが見てすぐわかる、ひび割れや段差などの補修だけではありません。
道路の地中に埋設されている上下水道・ガス管などの維持管理をするために、道路を掘り返す事も必要になります。

車や歩行者の通行だけではなく、日常生活を送るためにも道路補修工事が必要です。

道路補修工事は頻繁に行われているが工事の基準はあるの?

道路補修工事は、年末や年度末に頻繁に行われている印象があります。
同じ場所を毎年同じように掘り返しているようにも見えますが、先に説明をしたように、地中に埋設された上下水道・ガス管などの補修工事などで掘り返し工事を行っているので、道路自体も補修工事のタイミングや基準が異なります。

道路の補修工事自体は素材の耐用年数や劣化によっても異なり、素材や状況によっても道路補修のタイミングは違ってきます。

道路補修工事に使われる素材の種類

道路工事に使われる材料はいくつも種類があります。

素材

特徴

コンクリート

・セメント・砂・砂利を練り合わせたもの

・耐久性が高いので維持補修の回数が少なくて済む

アスファルト

・石油に含まれる炭化水素

・熱を加えると軟化し、どこでも利用しやすく比較的安価

・耐久性ではコンクリートに劣る

レンガ

・粘度と頁岩と水を根って焼き固めたもの

・耐熱性・保温性・断熱性に優れている

・車道よりも歩道などに使用される

・自然で重厚感があり滑りにくい

素材の種類と特徴を理解して、適切な補修のタイミングを見極めましょう。

道路補修工事は耐用年数によって補修工事のタイミングが変わる

道路補修は劣化の状態によって適宜補修しますが、通常は耐用年数に合わせて補修工事を計画します。
補修素材の中でもコンクリート・アスファルト・レンガ・ブロック・石敷の耐用年数を紹介します。

コンクリート舗装

コンクリートの法定耐用年数は15年です。
実際にはコンクリート舗装の供用後経過年数は約40年程度であり、最大で70年程度の事例もあります。
問題がなく使用できればいいわけではないので、耐用年数に併せて補修をしましょう。

アスファルト舗装

アスファルト舗装の法定耐用年数は10年です。
あくまで耐用年数なので、地盤や土地の条件、交通量によっても補修が必要となる時期は変わります。

10年で寿命がくる、事故を引き起こす原因が起きやすくなるわけではありませんが、耐用年数をもとに補修工事計画をたてましょう。

レンガ・ブロック・石敷舗装

レンガ・ブロック・石敷舗装の法定耐用年数はコンクリートと同様に15年です。
車道よりも歩道で使用されるので、実際の耐用年数よりも長く使用できます。
15年以上破損しない場合もあれば、15年たたずに破損してしまい、補修が必要となる可能性もあるので確認は必要です。

一般的な道路補修工事の種類と流れ

道路補修工事といっても、道路の損傷状態はさまざまです。
損傷状態に合わせて道路補修工事も変わるため、道路の損傷として見かける4つの補修方法と、流れについて説明します。

①ひび割れ補修

道路工事おけるひび割れとは、舗装表面に線状・亀甲上の亀裂が入った状態です。
経年劣化で起きる可能性が高く、荷重がかかると走行方向に亀裂が現れます。
大きな幅の道路などは舗装のつなぎ目にも、ひび割れやつなぎ目ができます。

アスファルトのひび割れ補修の場合、補修材をひび割れ部分に流し込み、すきまを埋め補修完了です。

②水たまり補修

道路に水たまりができる理由はタイヤの跡がつき、へこんでしまうため、雨が降ると水たまりができやすくなります。
水たまり補修の方法は、くぼんでしまった場所に補修材を流し込み、平らに仕上げると補修が完了します。

③段差補修

道路に段差ができてしまうと、運転中の場合ハンドルを取られてしまい、大事故につながる可能性があります。
補修材を用いた方法が望ましいですが、段差を均すため、補修材を均等に流し込み、平らにして補修完了です。

④欠損部補修

道路を走行中に見かける広い面積の穴は、細かい欠損部分を取り除き補修材を均等に流し込みます。
いびつな形やひび割れなどがある場合でも、補修材を使用すると簡単に補修が可能です。

まとめ

道路は、作ったら終わりではありません。
維持管理が必要であり、毎日のように使われる場所なので、異常を発見したら道路補修工事を行う必要があります。

道路補修工事の流れを説明しましたが、状態に応じた補修が必要であり、大掛かりになってしまう場合もあります。
私たちが安心して道路を使うためにも、道路補修工事は大切な工事です。

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